【挑戦編】アワーレコード?
非公式アワーレコード挑戦
日時:2019年8月14日 午前7時45分
気温:30℃
1時間ということでスタート前の緊張は無く、これから始まる地獄を想像したら憂鬱になるレベル。
ただ、もともと1時間ペース走をローラーでこなしていた事もあって、心のどこかには余裕があった。
いつもの感じでゆるーく入って余裕を持って40分までクリアすれば1時間は走ることが出来るという自信があった。
そしていよいよ始まるのか、、、という暗い気持ちのなかスタートラインへ向かう。
スタートラインに付くと10秒前のカウントが始まりあっという間にカウントが無くなり、人生初、日本人令和初(たぶん)のアワーレコードが始まった。
一応、低いながらも目標は42km位かなと思っていたのでスタートは抑えめで後半上げよう作戦で開始した。
スタートは踏まないように超スロースタートで1周目を終えて、2周目から徐々にペースに乗せていく。
3周目くらいから43km/h~44km/hに到達し、そこから同様のペースで周回を重ねる。
10分経過した段階で、少し心拍も上がって来たが、脚にはまだ余裕が残っている。
しかし、上半身が既に疲労している状態でこの先を考えるとDHポジションを維持できなくなってきたため、ブルホーンとDHを交互に持って上半身を回復させる。
ブルホーンを持つと空気抵抗が増加して速度が落ち、DHバーを持つと上半身が維持できなくなるというジレンマに陥ってしまった。
こんなことを繰り返して30分が経過した。
走りながら思うことはたったひとつ。
暑い、暑すぎる。
真夏の湿度むんむんの中、エアロヘルメットを被って太陽に照らされ続ければ30分でも暑くなってしまう。
暑すぎて深部温度も上昇し徐々にペースが落ちていき、40km/hを維持するのがぎりぎりになってきた。
暑すぎて高橋尚子みたいにサングラスを投げ捨てる。
もう40分で辞めよう、40分で走った距離に1.5倍して仮想アワーレコード記録で十分だ。これ以上は暑すぎて持たない。。。
こんな事を考えて走っていると、目の前にボトルを持って併走してくれた山口さんが登場。
ボトルを受け取り、キンキンに冷えている水を口にくわえる。
神だ、神の水だ、、、
この世の何よりもおいしい飲み物が今ココにある。そう思えるほどおいしい”水”だった。
一口、二口飲むと、40kmまで落ちていたペースが43kmまで一気に戻る。
これなら60分行けるぞ、そう思えた瞬間だった。
※ここから追加でボトル2本飲みます(計3本飲みましたが非公式アワーレコードなのでお許しを)
残り10分、残り5分となり徐々にペースを上げていく。
残り1分を切ると、灼熱のアワーレコードもあと少しで終わるという嬉しさが出てきて最後まで踏みながら1時間が終了した。
結果は
42.883km
祝令和記録保持者(非公式)
終わってみると意外とあっさりしているもので、また挑戦しようかなという気分になる。
もともとTT系が苦手だが、これを繰り返し挑戦してたらすこしはTTマシになるんじゃないかと思えた挑戦だった。
アワーレコードはDHポジションの維持がしんどく、プロの偉大さを実感した。
カンペナールツのアワーレコード記録には惜しくも(?)届かなかったが、海抜0mで屋外バンクで爆風で前輪ディスクじゃないし、太陽かんかん照りということを考えるとまだまだ伸びしろあるんじゃ無いだろうか。
※風のイメージ図
次回は【もしも好条件の中でアワーレコードを挑戦してみたら何キロになるのか?】を書きたいと思います。